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2026年1月28日(水) 15:30~17:00
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吉田 豊 氏 (明治学院大学)
一般化されたArgyres–Douglass理論から得られるChern–Simons matter理論
Rastelli らの一連の研究により、多くの 4 次元 $\mathcal{N}=2$ 超共形場理論には頂点代数が付随する。 一方、Costello–Gaiotto による 3 次元 $\mathcal{N}=4$ 超対称場理論の量子論では、 時空の境界上に頂点代数が構成される。4 次元 $\mathcal{N}=2$ 超共形場理論 と、 それを $S^{1}$ コンパクト化して得られる3 次元 $\mathcal{N}=4$ 理論とから得られる二つの頂点代数は一致すると考えられている。 しかし、一般に 3 次元 $\mathcal{N}=4$ 理論はラグランジアン記述をもたない場合、直接的な解析は容易ではない。
最近 Gaiotto–Kim により、4 次元の BPS quiver と量子dilogarithmに基づいて、3 次元 $\mathcal{N}=4$ 理論を赤外固定点として実現する Chern–Simons matter理論を構成する方法が提案された。
本講演では、まず以上の枠組みの概説を行う。
次に、Gaiotto–Kim の方法を、頂点代数として $W_{N}$ 代数をもつ
一般化された Argyres–Douglas 理論へ拡張した
西中崇博氏との共同研究(arXiv:2512.15201 [hep-th])について説明する。